Adobe Illustrator SDK 覚え書きから分岐しました。
前書き(本編と重複)
Adobe Illustrator SDK (以下 Ai SDK) について、自分なりにハマったところなどを晒している記事です。きちんと構成すると大変というのと、自分自身もまだ認識不足の点が多々あるので、雑ネタという体裁で追記・更新していく予定です。
以下の内容は現時点での個人的覚え書きであり、勘違いを含む可能性があります。 お気づきの点があればご指摘ください( https://twitter.com/shspage など)。
はじめに
プラグインの作成ができて、便利なので他の人にも使って欲しいとか、収益化したいとかなったとき、 プラグインファイルをそのままネットにアップロードしても、他の人は使えない場合がある。 そのあたりのこと。
windows
リリースビルドのコード生成オプションが /MD, /MDd の場合、実行に依存DLLを必要とするため、 Visual Studio とか、Visual C++ 再頒布可能パッケージが入ってないPCでは動かない。 こういった環境を準備・確認する手間をかけて欲しくない場合、リリースでは /MT に変更する。
インストールは、~.aip を Plug-ins フォルダに入れればOK。(windows10)
mac
最近のmacOSは開発元が未確認のソフトウェアへの制限が厳しくなっているので、 ネットから野良プラグインをダウンロードして追加プラグインフォルダに入れてもエラーメッセージが出て読み込まれない。
一次的にセキュリティ設定を無効にして読み込ませる、という方法もあるようだが少々危なっかしいのは否めない。
ZXP 形式のファイルを作成し、インストール用プログラムでインストールすることでセキュリティ警告を回避できる。
詳細はこちら。これは CEP extension の場合だが手順はだいたい同じ。 https://github.com/Adobe-CEP/Getting-Started-guides/blob/master/Package%20Distribute%20Install/readme.md
mxi ファイルを作成し、~.aip とともにフォルダ内に配置する。
mxiファイルの例とフォルダ構造は以下参照。
https://gist.github.com/shspage/406ae1b2e133b0d8e6cb2541a4975958ZXPSignCmd をダウンロードする。
https://github.com/Adobe-CEP/CEP-Resources/tree/master/ZXPSignCMDパスワードを生成する。
ZXPSignCmd -selfSignedCert <countryCode> <stateOrProvince> <organization> <commonName> <password> <outputPath.p12> [options]
例:./ZXPSignCmd -selfSignedCert US NY MyCompany MyCommonName abc123 MyCert.p12
ZXPファイルを作成する。他の人用に配布する場合、このZXPファイルを配布することになる。
ZXPSignCmd -sign <inputDir> <outputZxp> <p12> <p12Password> [options]
例:./ZXPSignCmd -sign myPlugin myPlugin.zxp MyCert.p12 abc123
Anastasiy’s extension manager や ExManCmd でインストールする。
それぞれのダウンロード先や操作方法は上記 Getting-Started-guides 参照。
Adobe Exchange に登録申請する場合、この構造のZXPファイルでよいのかはわからない。